カンボジアでかかる可能性のある感染症

アメーバー赤痢
細菌性赤痢
アメーバー赤痢の原因は赤痢アメーバー原虫が、細菌性赤痢は赤痢菌が食べ物・水を介 することで感染します。
症状は腹痛・下痢・血便・発熱があり、軽い下痢程度で終わる場合もあるが、長く腸管内にとどまっている事も珍しくないです。
腸チフス 原因はチフス菌食べ物・水を介して感染します。 症状は腹痛を伴う事が多いのですが、主に発熱があります。 カンボジアで発熱が続く場合はこの病気を疑う必要があります。
ウイルス肝炎
*予防接種あり
ウイルス感染には大きく分けてA 型・B 型・C 型・E 型の4種があります。 A型とE 型は食べ物・水を介して感染します。B型とC型は、血液や体液から感染します。
また、B 型・C 型に関しましては性行為によっても感染します。 カンボジアではB型・C型肝炎ウイルスを合わせると全体の10%の人が保菌していると言われていますので輸血や点滴の際要注意です。
これらウイルスによって急性肝炎を発病した場合は、発熱や体のだるさがでて黄疸が出て、 腹痛をともなうこともあります。また、黄疸では最初尿が赤っぽくなるので血尿と間違えてしまう事があります。A型肝炎・B型肝炎に関しましては予防接種もございますので、 長めの滞在の場合は接種しておくことをお勧めします。
デング熱 原因はネッタイシマ蚊がウイルスを媒介してデングウイルス(フラビウイルス属で1〜4 型まであり)感染し発病します。
症状は3〜15 日間の潜伏期間を経て、突然の発熱で始まり、間接痛・激しい頭痛・眼窩後 部痛・筋肉痛を伴い38 度〜40度の高熱が5〜7日間程続き、そのあと風疹のような小さな紅斑の発疹がでます。(痒くないそうです)そして場合によっては軽く皮下出血が足や脇の下、手のひらに現れる事もあります。熱が下がってもしばらくの間体のだるさがとれな い事が多いようです。また、治療薬は今の所全くありません。治療法として通常は対症療 法が用いられ、鎮静解熱剤としてアセトアミノフェンを用い、決してアスピリン系の薬は 飲んではいけないとの事。一般的にデング熱の死亡率は1%以下です。
また、デング熱系で重症のものにデング出血熱があり、口や鼻等の粘膜から出血を伴いますが、一般的にデング出血熱の死亡率は10%前後、適切な治療を行わない場合は40%〜 50%に達するとの事。デング熱にかかった人がデング出血熱にかかるかどうかは予測がつ かないそうです。 これらの病気は一般的に若年層に多発する傾向にあるとのこと。 予防接種は今の所なく、蚊に刺されないようにするのが一番の予防策である。 カンボジアでのネッタイシマ蚊の生態は主に昼間に吸血行動ととり、雨季のシーズン特に8月頃にネッタイシマ蚊が大量発生します。
マラリア 原因はハマダラ蚊がマラリア原虫を媒介して感染し発病します。 殆どが熱帯熱マラリアですが、タイ国境地帯では薬の効きにくい耐性マラリアが多い事で知られています。プノンペン・シェムリアップ・バッタンバン・シハヌークビル・カンポ ットの市街地では感染することは殆どありません。 予防内服するのであれば、メフロキンORドキシサイクリンが有効ですが、カンボジアの薬局・地元の人の行く病院では有効成分が含まれていない偽薬が多く出回っておりますの で、しっかりとした病院で治療を行う事を勧めます。
AIDS カンボジアでは爆発的に広がっており、精液や血液を介してHIV が感染して起こる病気で す。主に性行為によって広がっています。人口の4〜5%がHIV 陽性といわれ、売春婦にい たっては50%以上がHIV 陽性です。予防方法は明らかですので、節度ある行動が必要です。

カンボジアで気をつけること

  • 1.
    下痢を避ける為、水道水・生水・氷は飲まず、ミネラルウォーターを飲む事。そして、加熱調理したものを長時間経たないうちに食べる事。普段、お腹が丈夫でも観光をしているうちに疲労がたまり下痢になりやすくなりますので注意です。
  • 2.
    遺跡観光時などは日陰が少なく石段の上り下りも多く、暑いので汗を良くかき脱水になりがちです。脱水までいかなくても発汗により血液が凝縮し、心筋梗塞を起こす可能性もあります。観光時には帽子をかぶり、頭を守る事と、ミネラルウォーター等による水分の補給に勤めてください。ただし、酒類はかえって発汗作用を抑えてしまい、脱水症状ではなく熱中症になりやすくなりますので注意です。そして、汗と同時に塩分も失われますので、適度な塩分補給も大事です。水分補給・塩分補給にお勧めするのはスポーツドリンクです。日本からスポーツドリンクの粉を持参なさりミネラルウォーターに混ぜて飲むと良いかと思います。ただし、スポーツドリンクは水分・ミネラルの吸収を良くする成分の為、酒類を飲んだ後にスポーツドリンクを飲むと吸収を助けてしまい悪酔いしてしまいますので注意です。
  • 3.
    ホテル・空港・車両はエアコンが寒いぐらいに効きすぎていることが多いです。これは暑い地方特有のサービスの一環なのですが、これによって外気温との差が大きい為、風邪をひきやすい傾向にありますので、ホテルの部屋内等では適度にスイッチを切ったりつけたり調整なさるようにしてください。
  • 4.
    最近カンボジアでは車の台数が急増しており交通事故も多発しております。たとえ交通事故にあって少々のかすり傷・切り傷で終わったとしても破傷風になる可能性があります。日本で破傷風の注射を打っていて薬効有効期間内であれば問題ありませんが、破傷風の注射をしたことがない場合は、しっかりとした病院で破傷風の注射を打ってください。転倒し出血を伴う切り傷・かすり傷がある場合も同様です。

日本人観光客でも安心して診療を受けられる病院

ロイヤル・アンコール・インターナショナル病院カンボジア国立や州立の病院であっても医療水準の問題があり日本人観光客が診療を受けるに耐えられないのですが、下記2つの病院に関しましては問題なく安心して診療を受ける事が可能です。

プノンペン インターナショナルSOS クリニック
(INTERNATIONAL SOS)

・住所:No.161,St.51,Sang-kat Boeung Reng,Khan Doun Penh
・電話:+855-23-216911(受付)/+855-12-838283(日本人患者担当)
・FAX:+855-23-215811
・診療時間:一般診療 08:00-12:00/14:00-17:30
(予約制・土曜はAM のみ・日曜日休み)
・ 緊急診療:24時間受付
欧米人医師・看護士を中心としたクリニック。入院設備は持っていないがレントゲン・CT等の設備は整っております。日本人患者の担当者が常駐しています。
シェムリアップ ロイヤル・アンコール・インターナショナル病院
(ROYAL ANGKOR INTERNATIONAL HOSPITAL)

・住所:No.161,St.51,Sang-kat Boeung Reng,Khan Doun Penh
・電話:+855-63-761888(受付)/+855-63-274(日本人患者担当)
・FAX:+855-63761739
・診療時間:24時間受付
タイ人・クメール人医師・看護士を中心とした病院。入院設備も整っていてレンゲン・CT・エコー等の設備も整っております。 日本人患者の担当者が常駐しています。
※日本人スタッフは不在になる場合もございますので、ご了承ください。